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FX通貨ペアおすすめ|初心者が選ぶべき通貨ペアと特徴を一覧で整理

FXでは「どの通貨ペアを取引するか」が、スプレッド(取引コスト)・値動きの激しさ・情報の取りやすさを左右します。 国内のFX口座で取引できる通貨ペアは20〜50種類ほどありますが、初心者が最初に触るべきペアは限られます。 この記事では、通貨ペアの基本的な仕組みから、初心者向けの3ペア、主要10通貨ペアの特徴一覧、高金利通貨のリスク、選び方のチェックリストまでを事実ベースで整理します。 特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。取引判断はご自身の責任で行ってください

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1. 通貨ペアの基本

通貨ペアとは

FXは「2つの通貨の交換」です。取引するときは必ず2つの通貨がセットになっており、これを通貨ペアと呼びます。 たとえば「USD/JPY」は「米ドルと日本円」のペアです。USD/JPYを「買う」とは、日本円を売って米ドルを買う取引を意味します。

基軸通貨と決済通貨

通貨ペアは「左側 / 右側」の形で表記されます。

「USD/JPY = 155.00」とは、「1米ドル = 155.00円」という意味です。 このレートが155.50に上がれば、USD/JPYを買っていた場合は利益、売っていた場合は損失になります。

メジャー・マイナー・クロス円の分類

通貨ペアは、取引量や構成通貨によって大きく3つに分類されます。

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通貨ペアの分類
分類 定義 代表的なペア 特徴
メジャーペア
(ドルストレート)
USDを含む主要通貨ペア EUR/USD, USD/JPY, GBP/USD, AUD/USD 取引量が多く、スプレッドが狭い。情報量も豊富
クロス円 USDを介さず、JPYとの組み合わせ EUR/JPY, GBP/JPY, AUD/JPY, NZD/JPY 日本の個人投資家に人気。円建てで損益計算しやすい
マイナーペア
(エキゾチック)
新興国通貨を含むペア MXN/JPY, ZAR/JPY, TRY/JPY スワップは高いが、スプレッドが広く値動きも大きい

BIS(国際決済銀行)の2022年の調査によると、世界のFX取引の約88%にUSDが関与しています。 USDを含むメジャーペアは流動性が高く、スプレッドが安定しやすいため、初心者はここから始めるのが基本です。

2. 初心者が選ぶべき通貨ペア3選

以下の3ペアは、スプレッドの狭さ・取引量の多さ・情報の入手しやすさの3点で初心者に適しています。 「この3つだけで十分」というわけではなく、まず慣れるための入口として適しているという意味です。

USD/JPY(米ドル/円)

日本人トレーダーにとって最もなじみ深い通貨ペアです。BISの2022年調査で取引量は世界2位(全体の約13.5%)。

EUR/USD(ユーロ/米ドル)

世界で最も取引量が多い通貨ペアです(BIS 2022年調査で全体の約22.7%)。

注意点として、EUR/USDは決済通貨がドルのため、損益はドル建てで計算されます。 円口座で取引する場合、その時点のUSD/JPYレートで円換算されるため、二重の為替変動の影響を受けます。

EUR/JPY(ユーロ/円)

クロス円の中で最も取引量が多いペアです。

3. 主要通貨ペア一覧表(10ペア)

国内FX口座で取引できる主要な10通貨ペアの特徴を一覧にしました。 スプレッドの数値は2026年6月時点の国内主要口座の参考値です。相場状況やキャンペーンにより変動するため、取引前に各社公式サイトで最新値を確認してください。

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主要通貨ペア一覧(2026年6月時点・スプレッドは参考値)
通貨ペア 通称 スプレッド目安 値動きの傾向 活発な時間帯 初心者向き度
USD/JPY ドル円 0.2銭 比較的安定。米指標に素直に反応 東京〜NY時間(9:00〜翌6:00) 最適
EUR/USD ユーロドル 0.3pips 世界最大の取引量。トレンドが出やすい ロンドン〜NY(16:00〜翌2:00) 最適
EUR/JPY ユーロ円 0.4銭 ドル円より値幅が出やすい ロンドン〜NY(16:00〜翌2:00)
GBP/JPY ポンド円 0.9銭 値動きが大きい(殺人通貨の異名)。上級者向きの側面あり ロンドン時間(16:00〜翌1:00) やや注意
AUD/JPY 豪ドル円 0.5銭 資源価格(鉄鉱石・石炭)や中国経済の影響を受けやすい 東京〜ロンドン(9:00〜翌1:00)
NZD/JPY NZドル円 0.7銭 AUD/JPYと似た動き。乳製品価格に反応することも 東京〜ロンドン(9:00〜翌1:00) やや適
GBP/USD ポンドドル 0.5pips EUR/USDよりボラティリティが高い ロンドン時間(16:00〜翌1:00) やや注意
AUD/USD 豪ドル米ドル 0.4pips 資源国通貨。リスクオン/オフに連動しやすい 東京〜ロンドン(9:00〜翌1:00)
MXN/JPY メキシコペソ円 0.2〜0.3銭 高金利通貨。スワップ目的のロングが多い。急落リスクあり NY時間(22:00〜翌6:00) 上級向き
ZAR/JPY 南アランド円 0.9〜1.0銭 高金利通貨。政情リスクや資源価格で急変しやすい ロンドン〜NY(16:00〜翌2:00) 上級向き

スプレッドは国内主要口座の原則固定値(例外あり)を参考にした目安です。口座・時間帯・取引数量により異なります。
「初心者向き度」は編集部の判断であり、取引の成否を保証するものではありません。
全数値は2026年6月時点の情報に基づきます。最新値は各社公式サイトでご確認ください。

一覧表の読み方ポイント

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4. 高金利通貨ペアの特徴とリスク

高金利通貨とは、政策金利が相対的に高い国の通貨のことです。 FXでは金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、日々のスワップポイント(金利差調整額)を受け取れます。 代表的なのはMXN/JPY(メキシコペソ/円)、ZAR/JPY(南アフリカランド/円)、TRY/JPY(トルコリラ/円)です。

スワップ狙いのメリット

高金利通貨のリスク(必ず認識すべき点)

リスク警告

高金利通貨は、スワップ収入よりも為替差損のほうが大きくなるリスクがあります。 以下のリスクを理解したうえで、取引の可否を判断してください。

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高金利通貨ペアの比較(2026年6月時点・参考値)
通貨ペア 政策金利(参考) スプレッド目安 スワップ目安
(買い/1万通貨/日)
主なリスク要因
MXN/JPY メキシコ: 約9〜10% 0.2〜0.3銭 20〜30円 * 米国の政策・移民問題、原油価格
ZAR/JPY 南アフリカ: 約7〜8% 0.9〜1.0銭 15〜25円 * 電力不足(計画停電)、政情不安、資源価格
TRY/JPY トルコ: 約40〜50% 1.5〜3.0銭 30〜50円 * インフレ率が極めて高い、通貨安の長期トレンド、政策の予測困難性

* スワップポイントはFX会社・日によって異なります。表中の数値は2026年6月時点の国内主要口座の参考値です。
政策金利は各国中央銀行の直近の発表値です。変更される場合があります。
スワップ収入を上回る為替差損が発生する可能性があります。レバレッジをかけた取引では、投資元本を超える損失が生じるリスクがあります。

5. 通貨ペアの選び方チェックリスト

通貨ペアを選ぶ際に確認すべきポイントを、チェックリスト形式でまとめました。 全てに正解があるわけではなく、自分の取引スタイルに合った基準で選ぶことが重要です。

取引時間帯で選ぶ

リスク許容度で選ぶ

スプレッド重視 vs スワップ重視

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取引スタイル別の通貨ペア選び
取引スタイル 重視すべき点 向いている通貨ペア
スキャルピング
(超短期)
スプレッドの狭さが最優先 USD/JPY、EUR/USD
デイトレード
(日中完結)
スプレッド+適度な値動き USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY
スイング
(数日〜数週間)
スプレッドよりトレンドの出やすさ EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD
スワップ運用
(長期保有)
スワップポイントの受取額+急落リスク MXN/JPY、ZAR/JPY

初心者向け:最初のステップ

  1. まずUSD/JPY 1ペアに集中する:情報が多く、スプレッドが最も狭い。1ペアに絞ることで値動きの癖をつかみやすい
  2. 慣れたらEUR/JPYかEUR/USDを追加する:異なる値動きを体感し、通貨ペアごとの特徴を比較できるようになる
  3. 3ペア以上に増やすのは、各ペアの値動きの理由を説明できるようになってから:ペア数を増やすと情報量も増える。追いきれない数を持つのは避ける

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6. よくある質問

FX初心者が最初に取引すべき通貨ペアは?
USD/JPY(米ドル/円)が最も一般的です。取引量が世界2位で流動性が高く、スプレッドが狭い。日本語の情報も豊富で、値動きの背景を理解しやすいため、初心者の最初の1ペアとして選ばれることが多いです。まずは1ペアに集中し、慣れてからEUR/JPYやEUR/USDに広げていくのが現実的です。
通貨ペアの数が多い口座を選ぶべきですか?
初心者のうちは通貨ペア数よりも、主要ペアのスプレッドの狭さや取引ツールの使いやすさを優先するのが現実的です。国内口座は20〜30ペア程度を扱っていれば十分で、50ペア以上あっても初心者が取引するのは5ペア前後が大半です。取引対象を広げるのは、主要ペアに慣れてからでも遅くありません。
高金利通貨ペアは初心者でも取引できますか?
取引自体は可能ですが、MXN/JPYやZAR/JPY、TRY/JPYなどの高金利通貨はスプレッドが広く、急落リスクも高い傾向があります。スワップポイントの受取額も日々変動するため、まずはUSD/JPYなど主要ペアで取引に慣れてから検討するのが無難です。スワップ収入以上の為替差損が出る可能性を理解したうえで判断してください。
クロス円とドルストレートの違いは何ですか?
ドルストレートはUSD(米ドル)を含む通貨ペア(例:EUR/USD、GBP/USD)。クロス円はUSDを介さず円と直接組み合わせたペア(例:EUR/JPY、GBP/JPY)です。クロス円は実際の市場ではUSD/JPYとドルストレートの合成レートで算出されるため、2つのレートの影響を受けて値動きが大きくなりやすい特徴があります。たとえばEUR/JPYは、EUR/USDとUSD/JPYの両方が動くと変動幅が増幅されます。
出典
  1. BIS (Bank for International Settlements), "Triennial Central Bank Survey 2022 - OTC foreign exchange turnover in April 2022", https://www.bis.org/statistics/rpfx22.htm
  2. 各通貨ペアのスプレッド・スワップポイントは2026年6月時点の国内主要FX口座(DMM FX、GMOクリック証券、SBI FXトレード、みんなのFX等)の公式サイト公開情報に基づく参考値です。数値は相場状況・キャンペーンにより変動するため、取引前に必ず各社公式で最新値をご確認ください。
  3. 高金利通貨の政策金利は各国中央銀行(Banxico、SARB、TCMB)の直近の発表値に基づく参考値です。金融政策変更により随時変動します。
  4. 個人向けFXのレバレッジ上限(最大25倍)・証拠金規制: 金融庁 https://www.fsa.go.jp/